「ごちそう」とは家族みんなが笑顔になること
「ごちそう」の言葉が変わっていく時代
「ごちそう」という言葉は、「贅沢な食事」、「また食事をもてなすこと」という意味があります。でも、贅沢って? 「ごちそう」とは贅沢を極めた高級料理のこと?少し違うと思いませんか? 船津醤油の考える「ごちそう」とは、贅沢な食事のようなものだとは思いません。
お母さんの得意だったあの料理、昔なつかしい味、おいしくてみんなが笑顔になる料理、家族の思い出がよみがえる料理
贅沢ではないけれど、幸せを感じる料理。
船津醤油は、心も味覚も満足する料理。これこそ「ごちそう」なのだと思います。
今は、便利な世の中になりました。
冷凍食品、レンジでチンするだけの食品、コンビニ弁当…。
「ごちそう」の言葉が変わっていく時代。
船津醤油の考える「ごちそう」は、現実とは少し違うことなのかもしれません。
朴葉味噌のまわりに笑顔がたくさんあった時代
朴葉味噌を焼く火の暖かさを感じながら
朴葉味噌は飛騨の郷土料理です。飛騨は冬が寒く雪が多い地域で氷点下15度になることも珍しくありません。そんな極寒の飛騨では保存食用の漬け物や野菜が凍ってしまい、それを溶かすために飛騨に多く自生している朴葉の上に味噌や漬け物を焼いて食べていました。
きっと昔の人は、朴葉味噌を焼く火の暖かさを感じながら、焼きたての味噌をごはんの上にのせて「熱い熱い!おししい!」と言いながら朴葉味噌を食べていたのでしょうね。きっと朴葉味噌のまわりにはたくさんの笑顔があったはずです。
昭和の時代になって、住宅事情が変わってきても、飛騨の食卓には朴葉味噌がたくさんありました。
ストープの上で朴葉味噌をつくるんです。家中が香ばしい匂いでいっぱいになりました。
「わぁ〜、いい匂い!、ごはんちょうだい!」
そんな子どもたちの声もたくさん聞けました。こういう思い出がある方、いませんか?
「おいしい!」「なつかしい!」「昔と同じ味!」
今、朴葉味噌を自宅で食べる機会は減ってきました。これも時代の変化なのでしょう。
でも、久しぶりに朴葉味噌を食べると、
「おいしい!」「なつかしい!」「昔と同じ味!」とたいへんに喜ばれます。
心の奥底にあった昔の記憶が朴葉味噌の匂いと味で見事によみがえります。
きっと、みなさんの中にも、朴葉味噌のまわりにたくさんの笑顔があった時代を思い出としてもっている方も多いと思います。
朴葉味噌、食べたくなってきませんか?
船津醤油は「ごちそう」を発信する会社
「ごちそう」とは、決して贅沢な高級料理のことだけではありません。 贅沢ではないけれど、素朴かもしれないけど、家族がみんな笑顔になる料理。 おいしいだけはなく、昔の思い出もよみがえる料理、それが朴葉味噌なんです。 船津醤油はこれからも「ごちそう」を伝えていく会社として、朴葉味噌、味噌、醤油をつくり続けていきます。